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国民の医療要求(2)
日野 秀逸
1
Shuitsu HINO
1
1国立公衆衛生院衛生行政学部衛生行政室
pp.954-955
発行日 1985年11月1日
Published Date 1985/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208715
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2.生活上の悩みの原因
健康が国民にとって幸福な生活を送るための必要条件であり,最も多くの人々にとって,現在,将来の生活における努力目標であることが明らかになった.そうであるだけに,健康が損なわれた場合には,生活を破壊したり,人々を不安にさせる主因の役割を果たすのである.
表5は総理府(現在は総務庁)が毎年行っている『国民生活に関する世論調査』の1984年の数字である.「日常生活で悩みや不安を感じているかどうか」という問に対して,「悩みや不安を感じている」と答えた人が55.8%,「悩みや不安を感じていない」と答えた人が42.6%,「わからない」が1.6%であった(調査対象10,000人,有効回収数8,031人).「悩みや不安を感じている」者につきその内容を調べたのが表4である.
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