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国民の医療要求(6)
日野 秀逸
1
Shuitsu HINO
1
1国立公衆衛生院衛生行政学部衛生行政室
pp.238-239
発行日 1986年3月1日
Published Date 1986/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208793
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4.自己受診抑制,自衛策(その2)
さて,ここ15年間の個人生命保険における民間医療保険契約状況の推移を表26に提示した.医療保険は主に個人生命保険として契約されているが,その他,団体生命保険を含めた生保全体の1984年末の契約状況を表27に示す.
表26から読みとれる点を列記しておくと,全体的に見て,民間医療保険の契約状況は急速な伸びを示している.総契約件数は入院保険だけでも9,442万件に達しているし,合計では1億7,405万件という膨大な数になっている.1974年を100として見た場合(この年に「疾病特約」が発売された),1983年になると災害入院が152,疾病入院が758,その他の条件付き入院が2,986,手術保障が1,038,障害保障が124となっている.
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