第2特集 自治体に働く保健婦のつどい(2)
分科会の報告と看護制度問題
pp.24-31
発行日 1972年6月10日
Published Date 1972/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205096
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第1分科会"産業衛生と保健婦活動"
私たちの労働者としての権利は守られているか
A テーマは,産業衛生と保健婦活動です。労災の訴えをされた稲垣さんや保健所,それから役所や銀行などの健康管理をしている方だとか,集団検診専門の機関にいる方だとか,病院で健康管理をやっている方とか,いろんな方が集まりまして,どこに焦点を合わせようか困ったわけですけれども,みんながどうしてこの分科会に集まってきたか,それぞれ話していただいて,そのなかで共通した点について討論をしました。
あとは出された意見のなかで特に保健婦が対象としている,たとえば銀行などにおいては労働者の合理化の問題,これはとても保健所などに働いている人にはわかってもらえないことだ,というような話がなされましたし,それから農村で活動している方は,最近のドルショックで出稼ぎの問題だとかが,機械合理化で農村にもちこまれているとか,ビニールハウスの問題,夏の野菜を冬に作るというような問題,そういうことからくる健康破壊問題というものがあるんじゃないかというようなことが出されました。
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