特集 新教育制度と教育内容
文部省主催第6回助産婦・看護婦教育研究集会報告
看護教育制度と教育内容を中心とした討議
第3分科会の報告
pp.197-198
発行日 1961年4月1日
Published Date 1961/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904020
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1.研究発表の中で,助産婦教育が3年の看護教育の中で行なわれる可能性が示されたことと,助産婦学校の応募者が少ないという点について,まず討議が行なわれた。そこで,可能性があるならば,助産婦教育を看護の中で綜合教育として行なつたならば,助産婦の数について,ある程度解決されるのではないかとの意見もあったが,助産婦学校側からの意見としては,最低1ヵ年は必要でこの線はくずせないとのことであり,理由としては,①教育上学科と学習内容の充実。②分娩取扱い数の規定(現在では正常例10例以上とのこと),保健指導の必要(1人50例位)で,現状では消化しきれない。
以上のことから,教育の学科内容,実習内容の充実によって期間短縮を計ることでは解決し難い点も多く,話し合いの結果,第3分科会としては,綜合教育については論議しないで,3年の看護教育について話し合うこととした。
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