特集 新教育制度と教育内容
文部省主催第6回助産婦・看護婦教育研究集会報告
看護教育制度と教育内容を中心とした討議
第4分科会の報告/第5分科会の報告
pp.198-199
発行日 1961年4月1日
Published Date 1961/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663904021
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1.看護教育基準案について
1)授業科目およびその単位(時間)数についての討議。一般教育科目にはふれず専門科目(別表)の内其の一の看護基礎学講義及び実習について(別表No. 2 No. 3)について話し合いを行なった。即ち実習を単位(時間)制にした場合には臨床側としては現状では看護婦不足のため定められた時間内によい指導をすることは困難性があるので専任の臨床指導者の必要性が問題となり,基準案の七項,教員組織の問題となったわけである。臨床指導者は学校側におくのがのぞましいという意見で,その数は各病棟1人ずつが理想であるが,最低7人以上の線でいいのではないかということで落着きを見た。
2)実習の単位制について 現在実際に,時間制を実施している学校はないので,昭和35年度,つまり1年生だけ時間単位制を行なっている学校の話によると,講師の都合や,臨床側の現状から見て,まだまだ研究の余地があると考えられる。
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