特集 保健婦にとって住民とは何か
住民あっての保健婦・自治体・政治
一木 アサ子
1
1大分県大分郡庄内町役場
pp.18-20
発行日 1971年12月10日
Published Date 1971/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204999
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臨床で1年経験し,故郷に定着しようと決心してはや9年になろうとしている。働きだして1か月間なにもできずに,あせりと不安でイライラしていた。ついに課長に見破られ「君の保健婦としての仕事を,思うように書いてみなさい」といわれ,町村保健婦はこうあるべきだということを細かく書いて訴えたことを覚えている。そのためか課長は,私が働きやすい環境を整えてくれた。そのチャンスがなかったら現在の私はなかったといっても過言ではない。
なんでもことをせっかちに運ぶくせのある私であるが,30歳を過ぎたためか,最近は少し気長になってきたと自分では思っている。そのような性格が保健婦業務にもかなり影響し,よしと思ってしたことが裏目に出ることも少なくない。
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