実態をさぐる
大気汚染
pp.60-61
発行日 1970年11月10日
Published Date 1970/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204797
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1.大気汚染の現状
大気汚染物質の発生源は主に,工場の排煙と自動車排ガスに2分される。発生源別に汚染物質をとりあげると表1にあるように代表的なものでも数種以上のものが認められる。
いおう酸化物は,わが国のエネルギー源である重油の燃焼に伴って発生する物質で,近年最も注目され,一酸化炭素と共に重点対策が講じられている。発生地域は,東京,川崎の工業地帯や大阪の臨海工業地帯,尼崎,富士地区などが多い。
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