私たちの保健所・7 福岡県・大牟田保健所
大気・水質汚染にとりくむ
緒方 盛雄
pp.398-399
発行日 1969年7月15日
Published Date 1969/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203912
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石炭と工業の町
わが"おおむた"市は石炭産業,すなわち三池炭鉱を中心とした一連の石炭化学工業群とともに発展し,戦時中から終戦直後にかけて急激な生産態勢のもとに市の人口も一時は21万人を擁したが,その後は石炭産業の不振からしだいに減少の一途をたどっているものの,昭和38年"有明,不知火地区"が新産都市の国指定をうけ,44年1月着工し,46年3月に営業運転を開始する予定の三井アルミニウム工業の進出をきっかけに,今後新産業都市としての伸展が期待されるところである.市の面積76.23km2,世帯数4万8600世帯,人口18万6000人からなるいわゆる中都市で,福岡県の西南,筑後平野の最南端に位し,西は不知火で有名な有明海に面し,遠く雲仙・多良丘を望み,南は熊本県と境し,北の福岡市まで,西日本鉄道で65分の至近距離にある.
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