調査報告
自然死産原因の追究—昭和42年度人口動態 自然死産社会経済面調査から
菅沼 達治
1
,
関 喜代子
1
1厚生省大臣官房統計調査部人口動態統計課
pp.49-51
発行日 1970年10月10日
Published Date 1970/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204776
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わが国の人口動態調査の死産は,妊娠第4月以後であるが,この調査は,妊娠月数にとらわれず第4月未満も含めた自然死産について,その原因を医学的に,社会経済面も加味して追究しようと試みた。
調査地域は1都8市(東京都,横浜市,大阪市神戸市,尼崎市,広島市,呉市,北九州市,福岡市)で,昭和42年5月・6月に行なった。調査は,日本母性保護医協会の格段の御協力を得て,同協会々員である産婦人科の医師が立ち会った自然死産で,患者が当該市に住所を有するものについて,所定の調査票に記入する方法をとった。以上によって得られた878例の調査票をもとに,自然死産原因の追究に関するひとつの分析結果を紹介する。
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