調査報告
自然死産原因の追究—昭和42年人口動態社会経済面調査から
菅沼 達治
1
,
関 喜代子
1
1厚生省大臣官房統計調査部人口動態統計課
pp.50-56
発行日 1970年10月1日
Published Date 1970/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204000
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Ⅰ.調査の概要
調査の目的 皆様方のご協力を得て常時行なっている人口動態調査について,自然死産率を市部-郡部で比較すると,市部とくに大都市で高い傾向がみられる。また,自然死産の原因をみると「診断名不明確の原因」が大きな割合を示し,そのうち「原因の記載されないもの」が全体の50%以上を占めている現状である。
本調査は,この「不明確な原因」を医学的により詳細に,社会経済的な面からもあわせて調査することによって,その実態を知り,母子保健対策の資料を得ることを目的とした。
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