調査研究
西宮市における母子健康管理カードより見た妊産婦の実態
宮本 正実
1
,
豊田 幸
2
,
平野 静子
2
,
石山 節子
2
,
青山 美子
2
,
村上 まさの
2
,
飛松 ふみ子
2
,
大田 千代子
2
,
米田 満子
2
,
足立 和子
2
,
鈴木 正子
2
,
堀江 紀
2
,
橋本 陽子
2
,
宮本 玲子
2
,
橋本 美津子
2
,
和田 記代子
2
,
橋田 玲
2
1兵庫県西宮保健所
2兵庫県西宮保健所保健婦係
pp.44-48
発行日 1970年8月10日
Published Date 1970/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204737
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1.はじめに
昭和41年度より兵庫県では不幸な子どもの生まれない運動が県の重要施策にとりあげられた。以来,母子健康管理カードによる妊婦→出生→就学までの一貫した管理を行なっているが,それにともない,保健婦の家庭訪問事業のうち,妊産婦訪問指導の占める割合は,41年,9.3%,42年12.4%,43年32.8%と逐年増加の一途をたどり,母子健康管理のウエイトが大きくなりつつある。
昭和43年には妊婦のもつ不安についての調査1)を行なったが,続いてその追求調査2)を第2報として報告し,さらに,妊産婦保健管理の充実をはかるため,日常の保健婦活動のまとめとして,母子健康管理カードからその実態をしらべ,今回は妊産婦の職業の及ぼす影響について調査したのでここに報告し,諸賢の御批判を仰ぎたい。
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