特別レポート
第2回国際保健会議より
橋本 正己
1
1国立公衆衛生院・衛生行政学
pp.420-424
発行日 1968年10月15日
Published Date 1968/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203759
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第2回国際保健会議(International Health Conference)が去る8月26日から30日までの5日間,コペンハーゲンにおいて開催された。この会議はイギリスの王室保健協会(The Royal Society of Health)の主催するもので,同協会は1876年に設立され,1965年現在,約3万4000名の会員を擁し,会員は医師のみでなく広く保健衛生領域の研究教育,行政などに従事する各職種を含み,またイギリスを中心に世界各国から多数が加入しており,この種の学術的団体としては世界最大のものといわれる。今回の会議には44カ国および国際機関,団体から約430名が参加し,日本からも保健所長を主とする23名が出席した。筆者も,日本公衆衛生協会および公衆衛生学会のご好意により,これに参加する機会に恵まれたので,その概要をお知らせしたい。
会議の主な内容は,2時間単位の8つのシンポジウムであり,それぞれ3名の主報告者が30分ずつ報告の後,約1時間を追加討論に当てる方式である。
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