特集 下痢腸炎の保健指導
下痢腸炎の栄養指導
村上 義次
1
1東京都立豊島病院
pp.17-20
発行日 1967年6月10日
Published Date 1967/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203947
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
急性下痢あるいは慢性下痢をおこす疾患はいろいろであり,したがって,治療に当っては原因疾患を適確に診断し,これに則した治療を行なうことがたいせつである。たとえば細菌性疾患に対する化学療法がそれである。
しかし,食事療法は疾患別による特殊療法を要するものは少なく,対症療法が行なわれているのが現状である。そのほか一般的療法として安静は腸の運動を鎮静する意味で重要である。すなわち身体的ならびに精神的の安静が必要である。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.