特集 保健婦現代史―そのあゆみとゆくて
保健婦さんへ/期待と提言
住民ともども考えあってゆく—成果の上らないのは現実にマッチした指導の不足
大牟羅 良
1
1岩手の保健
pp.119-120
発行日 1967年1月10日
Published Date 1967/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203842
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仕事の関係で保健婦さんとはしょっ中会っているし,集会などにもよく引出されたりしている私にとって,保健婦さんはいわば身内の人です。そんな気安さからアケスケに保健婦さんに対する期待を書くことにします。
私たちの県ではよく国保連合会主催の保健婦研修会,また例年八月には夏季保健大学というものを開催しています。そんな時,どんな内容の講演を望むかをききますと,いつも保健婦さんたちから出てくるのは新しい医療や保健について,という希望が出ます。たとえば「新しい育児の方法」とか,つい先頃は「Rh血液型について知りたい」という希望が出ました。この新しい何かを得たい,ということも大事でしょうが,私はそれよりも次のことを保健婦さんに望みたいのです。
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