巻頭言
リハビリテーション工学について―マッチ・ポンプの弁解
土屋 和夫
1
1労働福祉事業団労災義肢センター
pp.273-274
発行日 1974年4月10日
Published Date 1974/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103119
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リハビリテーションの分野には工学者の参加が必要であるということは,かなり以前から斯界の先駆者である“リハビリテーション医学者“達から強く工学側へ要請されてきたところである.たしかに,この分野には,医学の他の分野と比較して工学者の関与すべき問題が山積しているにもかかわらず,依然として参加する工学者の数は増えていない.
その理由を検討してみると,数年前と現在とでは工学側の事情がかなり変化してきていることに気がついた.
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