びぶりおていく
医療におけるケースワークの実際/三歳児/こどもの汗
竹内 愛二
,
馬場 一雄
,
橋本 正巳
pp.60-61
発行日 1966年11月10日
Published Date 1966/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203790
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著者杉本照子氏は豊かな語学力にものいわせて,ミシガン大学で社会事業学を専攻し,クラスと実習との機会をフルに活用してケースワークをマスターして帰国,大阪の淀川キリスト教病院で最新の医療ケースワークを実施,つとに斯界で頭角をあらわされた。同病院の医師と結婚後再び渡米して,ミネソタ大学や,デトロイト市のヘンリー・フォード病院でアメリカ人とのケースワークをされて帰国,関西学院大学その他で講師として活躍,まだ30歳代の若手ながら,全国で最もすぐれたその道の権威者になられた。今回の著書を一覧してみても,幼児ふたりの母として,また多忙な夫君の協力者としての多忙な生活の中でよくもこれだけのものを書きあらわされたと感心する。多くの独身女性のワーカーや先生方にこの一事だけでもどれだけよい刺激になることか。
内容については別の紹介で知っていただきたいが,医療に限らず一般のケースワーカーにとって手っ取り早く,親しく参考にできる良書であり,新しい理論や概念も取り入れられ,最もup-to-dateのものになっている。
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