連載 保健指導を科学する・9
保健婦活動の事例をもとにした社会学,社会心理学,臨床心理学的な考察
事例—都市で乳幼児を扱ったケース
篠崎 正子
1
1埼玉中央保健所
pp.74-76
発行日 1966年10月10日
Published Date 1966/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203770
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I.問題の提起
イ 当管内は住宅地であり未熟児が出生すれば,施設養育にて退院した頃には正常児に発育している。そのため保健婦の訪問指導はだいたい1回または2回の調査訪問程度で終っていた。
ロ しかし,年々都会化し転出入の激しくなった現状においては,さまざまな,また一方では業務の繁雑化と,保健婦不足の中で,未熟児の保健指導をどのように行ったらよいか問題となり,一事例の取扱い経過を通して,適正な未熟児の管理指導について御指導いただきたいと存じます。
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