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集団赤痢の発生が目立つ
加藤 道子
1
1岐阜市北保健所
pp.24
発行日 1966年7月10日
Published Date 1966/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203688
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5月に入り,岐阜市,高山市などの小学校で集団赤痢が発生しているが岐阜県厚生部予防課が5月20日までにまとめたところによると,ことしの赤痢患者は真性212人,疑似21人で,昨年同期の真性219人,疑似19人とほぼ同数,しかし集団発生が目立ち,すでに7件,しかも5月に入って4件も発生している.
集団発生は,昨年は端浪市の高校で164人の患者が出た1件だけだったが,ことしは2月24日の保育園16人のほか,4月に2件71人(うち保菌者26人),5月に入ってからは,高山市の小学校のほか,10人以上の集団発生が7件も発生している.とくに5月にはいってからの発生件数が多く,予防課では,集団生活で園児が手をつなぐなど接触感染する機会がふえたためとみている.
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