特集 ジャーナリズムと保健
科学部カケダシ記者の思い—医療キャンペーンの経験から
斉藤 由紀子
1
1朝日新聞科学部
pp.43-45
発行日 1966年1月10日
Published Date 1966/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203539
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医学記事はこうして作られる
保健婦のみなさん,初めてお目にかかります.私は朝日新聞のかけだし科学記者.美談をものしたり,テキ屋の親分の身近をうろついたり,区役所を回わったり――という社会部での2年間の修業時代を終えて,昨年春,科学部に配属されたばかりです.わずか半年間の短い経験ですが,新聞社ではどんなふうに医学記事が書かれ,その原稿がどのように流れて活字になるかをご紹介して,みなさんに医学記事のよき協力者になっていただけたらと思います.
新聞に現われる記事はおおざっぱにつぎの3種類に分かれます.
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