特集 活動評価
どう評価をひきだすか—保健指導評価の考察
中島 紀恵子
1
1北海道池田保健所
pp.18-20
発行日 1964年3月10日
Published Date 1964/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203055
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評価ということばは,私たちにとって塩をかけられた,なめくじの心境においやられる.それはもう絶体絶命である。上記の題名について何かという注文なので,わずかの手持ちの書物などをあたってはみたが,なまじっか現場で日常ウゴメキまわっている者にとって,どうゆう場面から検討することが良策なのかまだわかっていない.それでいてこの問題を私には書けません,できませんとは言えない.重要なテーマでありすぎる.いたしかたない.ウンウンうなりながらもトックムよりすべはない.
いうまでもないことだが,評価は私ども保健婦の指導目標と表裏一体のものである.また,保健指導の評価の役割は,毎日の仕事がはたして目標としているところまで到達したかどうかをたえず判定して,明日の指導の反省とするところにある.
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