特集 家庭看護
家庭看護のポイント
松下 和子
1
1聖路加国際病院公衆衛生看護部
pp.24-27
発行日 1963年9月10日
Published Date 1963/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202916
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はじめに
地区には意外に病人が多い.しかも,それらの病人の中には,医療関係者からまったくかえりみられず,まして専門の看護の手が十分さしのべられていない.いわば野放しにされている例が多いということが,千葉大学や川崎市の調査,東大衛看の田中先生の発表,最近では大阪の成人病センターの小池さんの発表などからもよくうかがえるところです.そして,現状においても,何らかの形で,これらの人びとに保健婦の訪問による具体的な看護指導と,そこから出発する家族の生活全般にわたっての指導が求められていることが指摘されています.
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