特集 保健所保健婦
声
地区民はサービスの向上を求めている—ご協力いただいた方
藤田 靖子
,
高橋 洋々
1
,
菊地 静子
2
,
石原 八重子
1農林省振興局普及部普及教育課
2小石川お母さんクラブ
pp.10-21
発行日 1963年3月10日
Published Date 1963/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202764
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保健所という名のお役所――都会には何となしにそう思っている人が案外多いのではないか.また農村にくらべて保健所保健婦の働きが地区民にどういう利益をもたらすものか,無関心な現状にもあるのではないか.
こうして地区民がその福祉をまもる公的機関の活躍に無理解であることは,逆に十分な利用の仕方を知らないということにも通じます.疾病予防の担い手と地区民の間に相当の落差があるとすれば,そこをどう埋めて行くか.焦点をここにおいて東京に住んでいる人たちの中で,団地や都心部,地方から転入した方に協力していただき,保健所との結び付きの経験の上に立った,かざりの無いいろいろの注文,希望を聞きました.
特集のトップに置いた意図は,扉の言葉にもありますが,こうした保健所へのサービスを求める声をうきぼりにしたかったのです.
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