座談会
フリーマン博士をかこんで—日本・アメリカ公衆衛生の現况
ルース・フリーマン
1
,
田中 恒男
2
,
小林 富美栄
3
1ジョンス・ホプキンス大学
2東京大学
3厚生省医務局医事課
pp.48-52
発行日 1962年1月10日
Published Date 1962/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202497
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>日本の保健婦活動について<
田中 来日されてから,今までに日本の保健婦活動の現場を御らんになりましたか.
フリーマン 東京で保健所を1カ所見学しました.そこで,医師や保健婦に相談にきていた人たちと逢いました.その時にみんなが非常によく予防接種をうけていることと,保健所のサービスをうけることを大変よろこんでいることに感心しました.アメリカではそうしたサービスをうけるチャンスが多くあるのに日本のように積極的にうけようとすることが少ないと思います.また,公衆衛生看護学会に参加者が多かつたということに大変おどろきました.そのことから保健婦の皆さんがもつとよく勉強しよう,実際的なことについて学ぼうとされる意欲がよく感じられます.
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