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乳幼児指導基準について
永松 春子
1
,
平山 つや子
1
,
湯野 タツメ
1
,
橋長 静子
1
,
藤本 妙子
1
,
永田 久子
1
,
大里 秀子
1
,
深水 敏子
1
,
森山 成子
1
1八幡市黒崎保健所保健婦研究会
pp.63-69
発行日 1960年6月10日
Published Date 1960/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202117
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はじめに
保健所の母子保健指導のあり方として,医師,保健婦,栄養士等の協力により一連の保健指導が行われているが,母子クリニックにおいて,医師の制定と指示が行われると,更に詳しい指導が保健婦や栄養士によつてなされている.しかし医師指示は実際問題として細部には触れないのが普通である.例えば「離乳指導」と出された指示を,どの様に具体的に指導するかは,その内容に幅のある問題であり,医師の考えていることと,保健婦の指導事項との差異は,当然起り得ることではないかと考えられる.また前回指導との関連性という点についても,それを行う保健婦により異る方法が説明される場合なども懸念される.これらの点より考えて,指導基準の必要性が認められ,その作成を行つた.
なお基準は一般的なものであつて,特殊な対象に対しては,おのおの別個の指導を行う事はいうまでもない.
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