研究
学校保健と公衆衛生はどうなつているか
南波 多嘉
1
1横浜市立六浦中学校
pp.39-40
発行日 1959年9月10日
Published Date 1959/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201939
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学校保健とは一くちに申せば学校生活における児童,生徒の健康管理と,健康教育であるといえます.そのために学校では,毎年年度のはじめに,児童生徒の発育状態や,病気の有無などについて,健康診断を行い,予防接種も実施いたします.昨年制定されました学校保健法は主として,学校の健康管理を法的に規定したものであります.学校は又,ときとして伝染病の集団感染の場となることはすでに御承知のとおりで,児童生徒は様々の異なる環境から学校へと集まつてきて,長い時間を共に生活するのですから,公衆衛生には特に重大な関心をはらつております.(春の学芸会のあとで部落に麻疹の多発をみた例もあります.)
健康管理の資料として私の学校の統計をお目にかけて話の手がかりにいたしたいと存じます.
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