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公衆衛生の動き
pp.50-51
発行日 1956年3月10日
Published Date 1956/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201141
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☆K抗原を多量に含む百日咳ワクチン
本年1月,厚生省から百日咳ワクチン基準改正が告示され,従来のワクチンより更に有効度の高いワクチンが使用できるようになつた.
百日咳ワクチン基準とは,薬事法に従い,厚生省が百日咳ワクチンの作り方,検定の仕方を定めているものである.従来の基準で作られた百日咳ワクチンには,その効果について不十分なものもあつたが,研究の結果,ワクチンを作るに使用する菌株のうち,K抗原を多く含んでいる菌株を使えば,有効度の高いワクチンが得られることが判つた.
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