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                                    公衆衛生の動き
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.48-49
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1957年3月10日
                  Published Date 1957/3/10
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201371
                
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今冬のインフルエンザ流行
例年の冬のお客様であるインフルエンザが今年の冬もやつてきた.厚生省防疫課の発表によれば,昨年の10月から12月までに,推定60万人の患者が発生したという.
インフルエンザの流行の規模を推し計ることは,患者の屈出がよく行われないので,なかなか困難なことであるが.小・中・高等学校の休校数974,クラス閉鎖503と,やはり防疫課から発表されているので,中等度の流行状況といえるだろう.もつとも,WHOの日本におけるインフルエンザセンターの責任者である国立予防衛生研究所の福見博土は,「今年のインフルエンザの流行は?」という問に対し,「今年は,インフルエンザの流行ではなくて,休校の流行だよ」と警句を飛ばした.これは,インフルエンザの流行が,ジヤーナリズムのおかげで,不当に真の流行の形をゆがめられて伝えられる恐れがあることを示している.
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