講座
開業医と保健婦の連絡
大場 そと江
pp.28-35
発行日 1956年3月10日
Published Date 1956/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201135
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Yさん,お手紙励まされ乍らよみました,若いあなたの新鮮な眼でみた.開業医のもうけ主義的なあり方に対しての,批判となやみはかつての私をみつめる様な気がします.そしてあなたとどう話し合つたら,このなやみの解決手段がみつかるだろうか? と思います.それで,まず,私の経過を話し,その中から対策となるものを探し出したいと思うのです.私の保健所が開設したのは昭和22年10月,訪問を始めるにあたり,どう訪問するか? について所長以下6名(医師2,保健婦4)で相談しあい,まず届出患者の処に往復はがきを出し,返事が来次第訪問を開始したのです.この様な連絡のため始めての訪問でも,快く受入れられスムースに慣れる事が出来ました.処が1年位たつと届出医師の指示が信頼出来ない様な気がしたのです.その頃の記録をるとこんなのがあります
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