職場報告・2
和歌山市に於ける母親教室の歩み
山本 恵美子
1
1和歌山保健所予防課母子課
pp.60-63
発行日 1955年9月10日
Published Date 1955/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201028
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はじめに
和歌山市保健所が市立の保健所として発足したのは昭和23年8月からでした.
当時モデル保健所として設備や人員の配置も考えられておりましたが,防疫や結核予防に追われて,母親教室も保健所独自で予算を持てるようになりましたのはやつと昭和26年からでした.6月より保健婦係の保健婦でいた私が,予防課の母子係の専任として選ばれ保健所助産婦の仕事をする事になりました.先ず実施要領案をつくり,母親教室推進協議会を持つて,市内の開業助産婦100名に対して講師を委嘱し,法律とか罰則でしばられない指導行政は,あくまで他の団体や機関と協調して,納得して頂いた上での仕事をやりたいと考えたのでございます.
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