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公衆衞生の動き
pp.56-57
発行日 1953年3月10日
Published Date 1953/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200480
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"昭和28年度予算決る"
昨年12月,27年度の補正予算であわや内閣の命とりとなるかと思われる程の大混乱を招いた.この騒ぎが静まつて,まだそう時日がたつていないにもかかわらず国会では既に昭和28年度の予算審議が行われている.これとても容易には国会を通過するとは思われないが,この問題はまあさておいて,われわれにとり尤も関心のある公衆衞生関係の予算が政府原案にどの程度もりこまれているか検討してみよう.
終戦後占領軍の熱意によつて大発展を遂げたと云われる公衆衞生行政が講和発効後どんな形をとるだろうかということは,公衆衞生行政に関係のあるものにとつて極めて重大な問題であつた.このような意昧からいつても昭和28年度予算案は興味深い性格をもつていたのである.
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