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保健文化賞に輝く平井雅惠さん
pp.45
発行日 1952年11月10日
Published Date 1952/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200402
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平井先生のこと
今年の保健文化賞を看護界から一人受けられることになつたといううわさ。それが平井先生なのである。「ああそうか,あの人ならば」と公衆衞生関係の人なら大方の人が知つて居り納得出来る人である。
その平井先生とはどんな方なのだろうか。保健婦の古い人,新らしい人に一寸きいて見たところ「少しかたいわね」「一緒に仕事をするのにとつては,協力的だからとてもよかつたわ」「いわゆるおえらい人というこわさがないからいいのよ」とそれぞれの見方が出る。又昔の話だけれど,職場では全然おしろいなど使わないようにしていらした先生が家へ帰られるとほんのりとお化粧をして和服に着かえ,だんな樣の帰りを迎えていらつしたという,多分新婚間もない頃の話と思う。割合に晩婚で,三十六,七で結婚されたと記憶しているが毎日の職場と家庭の忙がしい生活の中から,御主人と一緒に映画など度々みられるという。
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