かぜひき・インフルエンザ・肺炎
看護
松下 和子
1
1聖路加國際病院
pp.23-26
発行日 1951年2月10日
Published Date 1951/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200033
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「感冐」とインフルエンザの看護法
私共が保健婦として訪問をしている時,いわゆる「感冐」というのに,しばしば出會う。輕いものだと人々は殆んど病氣の扱いをしないで,何となく氣分が勝れない,頭が痛いなどと云つて經過してしまう。又時には,高熱を發し,激しい咳などになやまされている人もある。このように「感胃」と云つても,その型や種類は樣々であり,一樣には取り扱いにくいものである。この「感冐」の病理とか疫學とか臨床問題等については,他の先生方の述べられる所であるから,簡單に,その看護法について記してみよう。
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