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私達の聲
S子
pp.59-62
発行日 1950年12月15日
Published Date 1950/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200022
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「保健婦雜誌」が創刊されることを聞きました。心から祝福したい氣持でいつぱいでございます。何故つて,私達保健婦のための心のオアシスは求めてもなかなかえられなかつたからです。保健婦はほんとに勉強家がそろつていると思います。忙しい勤務のひとときをさいて,どんなに新しい知識を求め,向上慾にもえているか,涙ぐましいものがあります。婦人雜誌はたくさん出ていますが,ほんとに私達のためを考え,私達の教養や仕事の上での基礎知識を養う點に編集のピントをあわせたものはいまだなかつたからです。
私は現在とつている婦人雜誌をやめて早速御社の「保健婦雜誌」の讀者になることにきめました。「看護学雜誌」を愛讀させて貰つてきたのですが,これと平行して,私のさゝやかな書棚にはまた美しい雜誌が1つふえます。
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