連載 保健師さん 児童虐待を見逃さないで!・1【新連載】
虐待に向き合う「自分の姿」を見つめよう―子どもの虐待・ネグレクトへの知識・理解・意識・認識・危機感
丸山 恭子
pp.66-69
発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662100045
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この連載は,児童虐待に対するみなさんの知識・理解・意識・認識・危機感を見直してもらいたいと考えてスタートしたものです。児童虐待については,雑誌などでもたびたび取り上げられ,対応マニュアルも作成されています。みなさんも,そのようなものに目をとおしたり,職場で対応法を検討したことがあるかと思います。では,児童虐待への対応は,もう準備が整ったのでしょうか?
いまでも報道が続く子どもの虐待死事件は例外的な事例で,みなさんの地域では起き得ないものでしょうか? 生活習慣病ならば発生率が少しでも下がれば大きな成果ですが,「子どもが親から殺される」という悲劇は本来あってはならないものです。
第1回目のテーマ,私からみなさんへの質問は,以下のものです。
「子どもの虐待・ネグレクト・不適切な扱い」とはどのようなものか,自分自身が考えていることは,はっきりしているでしょうか?
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