小児がんへの理解を訴える—映画“がんの子供の幸せを”（6部作）

　子供にもがんがあること　わが国には‘がんの子供を守る会’があることを知ってもらい　小児がんに関する正しい認織を訴え医療・福祉の向上を求めることを目的として作られた科学ドキュメント映画である．

　小児がんは子供の難病の中でもその代表格といえる．おとなのがんに比較すれば発生数は少ないが　しかし　それでも毎年約1500人の幼い子供たちが生命を失っており死亡率は‘不慮の事故’についで多く　子供の病気の中では第1位を占めており　近年増加の傾向さえ示している．これまで不治の病気とされてきたが　医療技術の進歩とともに治る希望のある病気となってきた．そのために早期発見が極めて重要視されてきた．