グラフ
障害児保育とはなにか,を問いつづける—映画“光の中に子供たちがいる”にみる新しい保育の実践
pp.330-331
発行日 1976年4月1日
Published Date 1976/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922589
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1人の障害をもつ子供が 保育園で健康な普通の子供たちと一緒に生活し そのなかでどのように発達し またそれを取り囲む幼児集団もどのように変わっていったか—を 入園以来1年間記録した映画“光の中に子供たちがいる”(企画・製作 綜合社・大野松雄)が公開され 話題を呼んでいる.
1973年4月 滋賀県大津市で 全国の自治体として初めて 障害をもつ子供の幼稚園・保育園への全入制度が実施された.それから2年半が過ぎた.その間の状況は大津市の企画した映画“保育元年”“続保育元年”"続々保育元年’によってその一部が報告されているが この映画は’73年から一連の作品の製作を市から依頼された綜合社が‘カズエちゃん’という腕や脚の力が弱く ことばも遅れている1人の子供に焦点をしぼって 障害児と健常児が共に育つ過程を1年間('74年4月—'75年3月)記録したものである.
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