ベッドサイドの看護
糖尿病患者への生活指導
石坂 鈴子
1
1九段坂病院内科病棟
pp.278-281
発行日 1976年3月1日
Published Date 1976/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922577
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はじめに
糖尿病においては,完全な治癒が極めて難しく,以後の全生涯を通じて療養を必要とする.しかし,正しい療法(食事療法,運動療法,薬物療法)が行われれば,健康人となんら変わることなく日常生活を送ることが可能な場合が多い。従って,糖尿病と診断された時から,病気や療養継続に対する正しい知識と理解が得られるように指導することの意義は大きい.
当内科病棟では糖尿病患者は多くないが,そのなかでも,糖尿病と診断されてすぐ入院するというケースは少ない.今回は,その糖尿病と診断されて日が浅い患者を取り上げて,その援助過程を報告する.
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