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体外循環光化学療法—フォトフェレーシス
二見 玄次郎
1
,
山口 一成
1
,
中満 三容子
1
,
福岡 直美
1
1熊本大学医学部第2内科・輸血部
pp.752
発行日 1989年8月1日
Published Date 1989/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922332
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成人T細胞白血病(ATL)は本邦南西部,アフリカ,カリブ海沿岸諸国に多発する予後不良の白血病・リンパ腫であり,human T lymphotropic virustype Ⅰ(HTLV-Ⅰ)がその原因ウイルスである.ATLは病型(急性型,リンパ腫型,慢性型,くすぶり型,および急性転化)毎に治療方針を異にしており,急性型および急性転化やリンパ腫型に対しては,多剤併用療法が行なわれている.
一方,慢性型やくすぶり型に対する治療方針は経過観察にて積極的な治療を行なわないことが多かったが,これらのATLに対し体外循環光化学療法(extracorporeal photochemo-therapy:フォトフェレーシス)が応用された.
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