連載 ケーススタディ[ナースのための心理的アプローチ]・1【新連載】
患者は何も知らなくていいんです—子宮摘出術を受ける○さんの〈否認〉
保坂 隆
1,2
,
大塚 マス
3
,
菅原 やい
3
1東海大学医学部精神科
2東京都立駒込病院神経科
3茅ヶ崎徳洲会総合病院
pp.10-13
発行日 1989年1月1日
Published Date 1989/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922168
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○さんのプロフィール
○さん:38歳,主婦.
23歳で見合い結婚し,現在2人の子供と夫との4人暮らし,1年前より不正出血があり近くの産婦人科医院を受診したところ,子宮筋腫を指摘され手術を勧められたが放置.3か月前ころより立ちくらみを自覚.当院内科を受診したところ,不正出血に基づく貧血を指摘され,産婦人科を紹介されて受診.
産婦人科医は貧血に対する対症療法と共に子宮摘出術を勧めたところ,約2週間後に不本意ながら手術目的で入院となった.
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