特集 飲ませる看護,飲ませない看護—与薬業務における看護の役割
与薬のケアを振り返って
宮沢 君子
1
1群馬大学医学部付属病院
pp.1171-1175
発行日 1987年12月1日
Published Date 1987/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921871
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「薬づけ」「検査づけ」の医療が問題視されるようになって久しい.外来・病棟の別なく,日常ごく身近にある「薬」と,私たち看護婦はどのようにかかわっているだろうか.「与薬」が単なる配薬に終わり,何の疑問も持たず,忙しさに流されてはいないだろうか.患者と薬に直接かかわる立場として,「与薬」はやはり看護婦の仕事である.それも,できるだけ主体的に,専門的にその役割を果たしたい.
本稿では,主に内服薬に関するいくつかの事例を通し,「与薬」の援助のあり方について考えてみたい.
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