ワードスキャン
DRGs—診断群別診療報酬事前契約方式
前田 信雄
1
1国立公衆衛生院衛生行政学部社会保障室
pp.336
発行日 1987年4月1日
Published Date 1987/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921685
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DRGsは,Diagnosis Related Groupsの略であり,それ自体の言葉だけでは診断関連グループとなり,何のことかわからない表現となる.
DRGsは病院への診療報酬支払い方式のひとつである.以前は診療が終わってから請求したが,DRGsのもとでは診療の前に基準額が決められている.つまり患者ごとケースごとに一定の金額が事前設定され,どの患者も全部で467の診断名別の群のどれかに該当させられる.ただしこの制度以前のように,実際かかった金額や入院期間に応じて支払うものではない.あらかじめ決められた診断群ごとの一種の料金表に基づいた請求をすることになる.
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