連載 訪問看護と法 現場の疑問に答えます・5
契約と意思確認
粟澤 方智
1
,
小池 良輔
1
1奥野総合法律事務所
pp.611-615
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100296
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契約関係の混乱
家族が「訪問看護を中止したい」と
Q 認知症の方に訪問看護をしています。訪問看護の内容は,ADL(日常生活動作)維持のためのリハビリテーションが中心で,訪問看護導入時は家族の方が代理で契約しました。本人は訪問看護師が来ることを心待ちにしていますが,このたび,家族から「利用料が高いので訪問看護をやめたい」との申し出がありました。医師からも訪問看護の必要性を話してもらったのですが,家族は聞き入れません。このような場合には,代理契約した家族の意向が優先されるのでしょうか。本人の意思を優先させる手段はありますか。
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