連載 場面・状況別で見る、訪問看護の臨床判断・第1回【新連載】
契約業務
佐藤 文俊
1
1ケアプロ訪問看護ステーション東京 中野ステーション
pp.140-152
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688202090
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誰がやる、契約業務
訪問看護の契約業務は「管理者が担当している」というステーションも多いかもしれません。利用者・家族と接する入り口であり、訪問看護のサービスを提供するにあたっては欠かせぬ重要な手続きですから、そうした体制をとることには一定の合理性があります。
筆者の務めるステーションの場合、契約業務は管理者以外のスタッフも行います。組織規模の大きさから、管理者だけが担う体制では業務が回らなくなってしまうというシンプルな理由からです。組織の規模が大きくなるとそれと比例して利用者数も増えるため、管理者一人では間に合いません。スタッフも新規利用者の契約業務を担当することで、業務の効率化を図ろうという主旨です。おそらく一定以上の規模のステーションであれば、同じような体制を敷いているのではないでしょうか。
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