ここまできた日本の医療・17
PTCA(経皮的冠動脈拡張術)—清水 陽一・狭山病院循環器科部長に聞く
pp.604-607
発行日 1986年6月1日
Published Date 1986/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921422
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
急速に普及しつつあるPTCA
──虚血性心疾患の治療法としてA-Cバイパス手術,PTCR(Percutaneous Transluminal Coronary Recanalization:経皮的冠動脈内血栓溶解法)と共にPTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠動脈拡張術)が次第に普及してきたようですが,PTCAとは具体的にはどういうものなのですか.
PTCAは1977年,スイスのGrüntzigが報告してから始まった手技で,冠動脈造影をしながら,バルーンカテーテルを用いて冠動脈の狭窄部を拡張し,狭心症等の虚血性心疾患を治療しようとする方法です.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.