特集 新人を迎える—受け入れる側,受け入れられる側
先輩看護婦による自主的な後輩指導を目指して
下川 広子
1
,
鈴木 恵子
2
,
長岡 幸子
3
,
梅宮 紀子
2
1群馬県立前橋病院副看護部
2群馬県立前橋病院整形外科病棟
3群馬県立前橋病院外科病棟
pp.399-404
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921377
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施設としての取り組み
下川広子
当院は,326床の循環器疾患を主体とする病院である.看護婦130名,新採用者は毎年8名前後で,各病棟に1-2名配属される.看護部は,その目標を‘的確な看護判断力を養い,信頼される看護の実践’に置き,看護の質を向上させるために,試行錯誤で院内教育に取り組んできた.しかし,受け身の参加や,現場で生かされない,という問題を抱え,院内教育の基本は,現場において日常業務を行なう中で,真に自分自身のものとして体験できるような学習方法でなければならない,と考え,1981年から,集合教育に加え,各セクションでの先輩看護婦による,自主的な現任教育を計画・実践し,ようやく軌道に乗ってきたところである.
当院における教育到達目標は次の通りである.
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