特集 新人を迎える—受け入れる側,受け入れられる側
新人教育における先輩後輩の関係樹立—エルダー制度を導入して
西元 勝子
1
,
山内 好子
2
,
北野 敬子
2
,
松本 千春
2
,
竹重 由佳美
2
1兵庫県立塚口病院看護部小児病棟
2兵庫県立塚口病院小児病棟
pp.387-392
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921375
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はじめに
毎年,年が明けると新人受け入れの準備を始めている.緊張の強い新任看護婦を励まして“やる気”を継続させていくには,先輩のだれかが関心を示したり,注目したりしながら,‘あなたは私のチームの一員よ’というサインを常に出すことであると思っている.
新人教育には職業人としての知識と技術を習得する部分と,同僚や上司と良い人間関係を作りながら,新しい環境に適応してゆく側面がある.今回は新人が新しい職場で,いろいろな危機に直面しながら,先輩に支えられ,先輩は新人とのかかわりのなかで自己を振り返り成長していく事例を通して,新人受け入れのシステムを紹介する.
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