SCOPE
「彼らの温かさに、すごく励まされるんです」—大阪・釜ヶ崎でドヤの人たちの医療・生活相談員として活躍する入佐明美さん
吉見
pp.256-257
発行日 1986年3月1日
Published Date 1986/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921343
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ネパールの結核患者の看護をしたいと,長い間願っていた入佐さん(30歳)は,岩村昇医師(長い間ネパールでの結核医療に携わる.現神戸大学公衆衛生学教授)にこう言われた.
「釜ヶ崎では10人に1人が結核なんだ,1年に300人が死んでいる.こんな現実があるんだよ.入佐さん,釜ヶ崎は日本のネパールなんだよ」ショックだった.
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