特集 在宅医療の新たな広がり—江東区における在宅チーム医療の展開を中心に
[実践レポート]
地域に根ざした包括的ケアと取り組む—保健・医療・福祉の統合を目指す小松病院の試み
北村 愛子
1
1小松病院
pp.1142-1148
発行日 1985年10月1日
Published Date 1985/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921213
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はじめに
高齢化社会を迎えて‘在宅医療’‘訪問看護’の必要性が叫ばれているが,受け皿となる地域の在宅ケアシステムは,大幅に立ち遅れている.
私の勤務する小松病院は,‘地域に根ざした病院’を目標に,創設以来,地域の人々の健康を守ろうという姿勢を強く打ち出してきた.私は,この病院で保健婦として訪問看護活動に従事しているが,訪問看護活動は病院の一保健婦だけでできるものではないと考え,地域の保健・医療・福祉との連携を求め続けてきた.
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