特集 患者の求める退院指導のあり方
退院指導パンフレットの作成と指導の実際
多久 文代
1
,
山崎 明美
1
,
宮島 由美
1
,
山崎 えみ子
1
1国立療養所中野病院循環器病棟
pp.1008-1014
発行日 1985年9月1日
Published Date 1985/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921183
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近年,心疾患患者に対する外科的療法は,その診断と手術手技の進歩に伴い増加傾向にある.これは特に冠動脈疾患に著しい.
大多数の先天性疾患の手術後の健康管理は短期間にとどまり,全く正常に近い生活が期待できるが,後天性疾患でも特に人工弁置換術では,弁自体の機能は著しく改善されても,長い間負担がかかっていた心筋の回復には長期間が必要であり,なかには健康人と同程度までの回復が望めない人もある.
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