ミニテクニック
診療におけるパンフレット類の利用
近藤 正彦
1
1近藤ウイメンズ・クリニック
pp.909
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900979
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産婦人科と心療内科を中心に,女性のための相談医療を目指していますが,面接(問診ではなく)が重要なだけに1人当たりの診療時間は長くなります.そこで2年ほど前より,手作りのパンフレット類を多用しています.
口頭での説明にない利点としては,①診察時間の短縮,②視覚に訴えることによる理解の補助,③記憶の再現もしくは説明内容の確認(患者さんは理解したつもりでも,内容を細かく覚えていることは少ない),④慢性疾患管理における長期にわたる効果,⑤家族らの患者の病状に対する理解の助け,などが挙げられます.
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